社員が成長し、生産性が向上する多能工化
【多能工】とは?
生産・施工の現場において、1人が一つの職務だけを受け持つ単能工に対し、1人で複数の異なる作業や工程を遂行する技能を身につけた作業者のことを「多能工」と呼びます。 多品種少量生産や品種・数量の変動に対応しうる柔軟な生産体制を維持し、生産性の向上を実現するためには多能工の確保が欠かせません。
『日本の人事部』から引用
弊社でも取り入れている
トヨタ生産方式の考え方のひとつです。
人づくりの面で効果があり
製造業だけでなく
オフィス、店舗、あらゆる業種で
取り入れることができます。
多能工化した社員が増えると、業務に柔軟に対応でき
職業能力(職能)が高くなります。
評価が高くなり、従業員から見ると職能手当が増えるので給与も高くなります。
メリット
上記の生産性向上以外のメリットをみてみましょう。
- 職能訓練が明確になり目標ができるので社員のモチベーションが上がります。
- 後輩指導、教育することができます。
- 指導・教育が行われると業務の属人化を防ぐことができます。
- 飽きを防ぐことができます。
- 多種多様な業務を経験するとお互いの立場がわかるようになります。
- 従業員の将来のキャリア開発として、責任者、管理者となる道が望めます。
「管理職・責任者になれる人がいない」という場合
職場の業務をまんべんなく経験している人がいないから
ということが原因になります。
将来の管理職づくりのためにも多能工化は
組織運営に組み入れておきたいものです。
デメリット&注意事項
そんなメリットがたくさんある多能工化ですが
デメリット&注意事項もチェックしておきたいところ。
●多能工化するまで時間をかけて教育しなければなりません。
OJT、OFF-JT、実務を多く経験する必要があります。
そのため
早期離職を避け、長く定着して働いてもらう必要があります。
そこで、多能工化していくステップアップの仕組みそのものが
面白く感じることができれば
社員が意欲が湧き、成長できて定着率もアップします。
●報酬や給料を能力相応に上げる必要があります。
頑張っても報われないと
能力を持った社員は会社を去ってしまいます。
●多能工化して多くの業務を経験すると
意見を持つようになります。
安心して発言ができる組織を作る必要があります。
●会社が都合の良い使い方をしないようにする。
多能工化した社員が「彼は何でもできるから」と
会社が都合の良い使い方をしないようにしないといけません。
本当に何でもできる万能工とは違います。
若手社員が先輩・上司のそのような姿を見ると
夢が持てません。
●多種多様な業務を経験すると
お互いの立場がわかった気になるので
コミュニケーションが粗末になる可能性があります。
上記メリット(お互いの立場がわかる)の背反事項となります。
実現するには
従業員がやりがいのある目標を持って
成長を実感できる仕組みにすることがポイントです。
業務能力別に表を作ると整理できます。
さらに
レベルを星取表、スキルマップにあらわすことでわかりやすくなります。
[0]理解できず1人で作業できない、未経験
[1]作業の意味は理解できる、またはマニュアルがあれば作業できる
[2]作業を理解し、1人で作業できる
[3]作業を深く理解し、経験を積めば指導ができる
[4]作業を熟知し、指導・教育ができる
いずれにしろすぐに実現はしません。
プロスポーツ選手でも1、2年は育てていきますので
社員教育として時間をかけて
じっくりと取り組みましょう。
逆に
ボタン一発で誰でも仕事ができるようになったら
つまらなくなります。
時間をかけることによって従業員自身が成長を実感し
嬉しさ、充実感、達成感、モチベーションが続き
ひいては離職率改善、定着率アップにつながります。
【多能工化】の実現は、弊社で承っております。
多能工化についてわかったら、次はこちらをご覧ください。
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